まいど!めいたく(@floor0429)です。
チラッと聞いた話で、車の普通免許でバイクの125ccまで乗れるようになるというのを耳にしました。
普通免許で125ccのバイクが乗れるようになるのは賛成ではありますが、それにはちゃんと教習をすべきだと考えています。それなら問題ない。
免許の種類
では免許の区分はどうなっているのか。ここでは特殊とか牽引、2種は省きます。
車の免許
- 大型免許
- 中型免許
- 普通免許
どれもバイクは原付(50cc)までしか乗れません。これを今回125ccまで乗れるようにするということ。
バイクの免許
- 大型自動二輪免許
- 普通自動二輪免許(旧中型自動二輪免許)
- 小型自動二輪免許
- 原付免許
とこれだけ。125ccのバイクを乗るのには小型自動二輪免許が必要です。ややこしいのが道路交通法と道路運送車両法では言い方が違うという。
道路交通法では125ccまでを「普通自動二輪車(小型)」となっていて、道路運送車両法では「第二種原動機付自転車」になっています。
旧中型免許が普通自動二輪で、その普通自動二輪に「小型」ってついているし小型自動二輪車とも呼ぶしってなんだこれって感じですよね。
一本化して分かりやすくして欲しいものです。ここでは道路交通法の表記で書いていきます!
なぜ教習をするのか
車の普通免許を取るときに125ccを乗れるようにするには教習を必須とすべき。講習ではなくて教習です。教習は講習と違い実践があることの違いです。それはなぜか。
バイク(二輪車)に乗るにはしっかりと四輪との違いを知ることが大事だからです。バイクの視点と車の視点はかなり違うんですよ。
これは実際に乗ってみないと分からない。常時、原付に乗っているのなら少しはわかるかも知れません。ですが、125ccになると原付とは加速と最高速度が違うので全くの別物です。
車の普通免許を取得するときに原付の教習ってあったと思います。ぼくの時代は1時限だけだったと記憶しています。
思い出してみてください。その1時限で何を習いましたか?ぼくは20人くらい連なって教官についていって教習所内を走るだけでした。
別にここを気をつけてとか、坂道発進や踏切とは説明は走る前にする程度。しかも原付というか50cc=オートマというくくりです。
それしか教習を受けていないのに125ccという加速とスピード域の違うバイクを乗ったらどうなるか分かると思います。
中には原付で走ってもいない教習所があると人づてに聞いたこともあります。
教習を受けなければ間違いなく交通事故のオンパレードでしょうね。
ぼくは大型自動二輪を持っています。中型自動二輪で17時限、大型自動二輪では12時限の教習を受けて免許を取得しました。(普通免許所持のため)
これだけ受けても教習を受ける時間が、結構短いなって思ったくらいです。それを普通免許で125ccといえど乗れるようにするって怖い話です。
普通免許を持っていたら125ccを乗るための教習はマニュアルのバイクで10時限の教習が必要なんですよ。
それに相当するくらい受けないと意味がないと思っています。
講習イベント
すでにバイクに乗っている人のためにコラボなんかをして講習をするイベントもやっていたりします。
警察とキャラや企業とのコラボとか色々とそれだけバイクって危険だよって話です。
バイク業界の低迷
じゃあ何故こんな普通免許に125ccまで乗れるように免許を付随するのでしょうか。それはバイク市場の活性化に他なりません。
最近はちょっと活気づいてきた感もありますが、やはり圧倒的に乗っている人は少ない。その少ない中でも手が届きやすいのがこの125ccまでの小型二輪たちです。
この125ccまでのバイクっていうのは体の比較的小さい女性、小柄な人でも足つきもよくて軽く取り回しがしやすいのも特徴です。
バイクというものに入りやすい排気量ですね。そして250ccまでは車検もないので、経費がかからなく維持もしやすい。
なので50cc以上のバイクに乗ろうとすると免許取得が必須でしたが、この制度によって免許を取得しなくても125ccまでのバイクが乗れるのでバイクを乗ろうとしてバイクが売れるようになります。
そういったところを狙っているんだと思われます。乗ろうと思ってなくても誰か身近に乗っている人がいて、少し乗らせてもらうことも可能になります。
わざわざディーラーへ行かなくても試乗という形で入りやすくなります。試しに乗ってみると特に今まで乗っていなかった人がマニュアルのバイクを乗るとおもしろさが分かる人も出てくるはずです。
逆にマニュアルは難しいなって思って避ける人もいるでしょう。でもそれって元々乗ろうと思っていなかった人なのでマイナスになりえません。
これは自分に合わないと分かれば、次は乗ろうとしないから交通事故も減るというものです。
マニュアル車の影響
そうです、バイクに乗るとなるとほぼほぼマニュアル車なんですね。スクーターみたいにオートマは少ないってことです。
車の免許でオートマ限定の人がマニュアルのバイクに乗るってスゴく危険です。マニュアル車に乗っていないと理屈を理解しようとしないだろうし理解していない人が多いはず。
クラッチがあってエンストしやすくて面倒くさく難しいって思う人がオートマ限定のはずです。そいう人が教習もなしでマニュアルのバイクに乗る危険性は考えるだけでも怖い。
バイクの免許を取得していない人だと乗れるようになるからお得でしょうけど・・。
どうすればいいのか
今時点で普通免許を持っている人は現状のままでいいと思います。教習を受けていないのに125ccまでの排気量のバイクを乗せるのは危ない。
今後普通免許を取得する人には選択させればいいと思うんですよね。
- バイクを乗るつもりはない・・・今まで通りの普通免許
- 125ccまでのスクーターを乗る・・・スクーター(オートマ)型免許
- 125ccまでのマニュアルバイクを乗る・・・マニュアル型免許
とすればいい。これでオートマ限定でもバイクのマニュアル型免許を選べば教習もそれようにきちんとしてくれるでしょう。
選択的バイク付随免許という制度がいいと思っています。
バイクは楽しいもの
ここまでバイクは危険で教習を受けないとダメと言ってきました。危険だからと言って怖いって思って欲しくないです。
確かに転倒すると周りを囲まれていないから、怪我の度合いは大きくなります。ですがそのための長袖長ズボン、プロテクターやグローブといったもので保護する。
それに安全に走るために教習、講習をしっかり受けていればかなりのリスクを回避できます。
それに転倒=大怪我というイメージがありますが、危険のリスクは車もバイクも変わらないです。
むしろバイクに乗っている方が転倒=大怪我というのが頭にあるので車よりも危険、安全運転の意識は高いと思います。
しかもバイクってタイヤが2個しかありません。なのでバランス感覚がいります。これって高齢者が乗るのには結構キツイ。
車だと座っているだけなので、はた目からみてもちょっと危ないっていう高齢者でも乗ってしまいます。バイクではそうはいかない。
そういう人は乗る前に転倒するので走らせることは出来ない。どうみても高齢者の免許所持者の方が交通事故が多いんですから。
なのでバイクに乗る人は、どんな人よりも安全意識は高いですよ!
一体感がたまらない
ぼくの持論はバイクはマニュアルであってこそって思っています。両手両足、身体の重心の移動でコーナーを抜けていく。
身体の全部が一緒に曲がるための行動をしないと曲がれないっていう面白さ。この一体感がなんとも言えないんですよね。
全身で乗る感覚を知ってほしいものです。
まとめ
最後はなんの話って感じになってしまいました(笑)車の普通免許で125ccまで乗れるようになるのは賛成だけどそのための教習はしっかりと受けるっていうのは必要。
このまま車の普通免許を今現在持っている人も125ccまで乗れますっていうのが怖いですね・・・。そうならないことを祈っています。
ゆるくいこー。
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