めいたくハウスへようこそ! かちこ(@kachiko_0712)です。
伊勢市で「ご当地婚姻届」を提出した時の特典【 伊勢河崎商人館 】の無料入館券、そろそろ使わないと有効期限が迫ってきた(汗)
同封されていた案内地図を見て(周辺を散策するのもいいな〜)と思い、相方のめいたくと二人で行きました。
めいたくにとって伊勢は地元だけど、わたしは河崎に初めて訪れるのでどんなところか楽しみ。
行ってみると観光名所として整備された場所ではなく昔の町家や蔵が人々の日常にとけこみ、穏やかで落ち着いた雰囲気といった印象でした。
地図の赤丸の場所に車を停めて散策したので、どんな雰囲気かご紹介です。
勢田川沿いに「 お伊勢さんの台所 」として商業が発展した町
地図にあった通り、中橋の手前に「ガス灯」が立っていました。今はガスじゃないんだろうけど、夜は灯りがともるのかな?
ガス灯の隣には、昔の橋のものと思われるものが並んでいます。
こちらの駐車場は、川沿いに5・6台停められそうなスペースがあります。(無料)
勢田川の水運を生かした問屋街として知られ、特に江戸時代からは伊勢神宮の参宮客への物資を供給する「伊勢の台所」として栄えた。当時は蔵や町家が川の両岸に建ち並び、直接船から物資を蔵に入れることができるようになっていた。
伊勢河崎とは – 伊勢河崎商人館 –より引用しました。
改修計画で川幅が広がったり、管理道路ができたので今はこのような景観ですが、昔は川のそばに町家や蔵がずらっと建ち並んでいたということです。
この川で物資を運ぶ船の往来が盛んで、賑わっていたんですね・・・
川から一本入った 河崎本通り を歩き、商人館までは近いのですぐ到着しますが・・・お腹が空いたので先に昼食をいただこうという話になって、
伊勢うどんのお店「つたや」さんに入りました。
伊勢かやくうどん。伊勢うどんは麺がコシがなくて柔らかいのが特徴です。
こちらは、何度か行ったことがある山口屋さんのものよりも麺がしっかりした印象。たれ(一般的なうどんは、つゆ と言いますね)は濃い色だけど辛くないですよ(^^)
同じ伊勢うどんでも、お店によって味や麺の硬さもかなり違います。めいたくが家で作ってくれるものともまた違う。いろんなお店で食べたくなりました。
復刻版の「 エスサイダー 」は、河崎で造られていたサイダーと聞いて飲んでみたくなり、追加で注文しました。
甘ったるさがなく 昔ながらの味ですっきりして、炭酸もそれほどきつくないから飲みやすいなと感じました。
「 エスサイダー 」製造元は伊勢河崎商人館?
お店を出て再び伊勢川崎商人館をめざします。
この通りすべてが町家ばかりというわけではなく、現代の住宅と江戸時代や明治時代の建物が一緒に並んでいて作られた景観ではなく自然に馴染んでいる感じが良い。
この河崎本通りの道幅は、当時と変わらないと聞きました。
大きな蔵を持ち、米・酒・魚などを卸売りしていた問屋街。
伊勢河崎商人館は、元は「 小川酒店 」という酒屋さんでした。
伊勢うどんと共にいただいた「 エスサイダー 」は、こちらの小川酒店で造られていたものでした!
施設内にサイダー濾過(ろか)施設が残っている。飲んだのは復刻版だけど、昔ここであのサイダーが造られてたのか〜と、感慨深いです。
伊勢河崎商人館の二階から見える景色。昔とほとんど変わらない景色!
蔵の重厚感ある窓や黒い壁がかっこいい。屋根や窓枠の白が引き立ちますね。
向かいの河崎商人蔵にはいろんなお店が詰まってます
商人館の道向かい、川沿いに建つ3つの蔵は酒類の商品蔵でした。
今は伝統工芸品、お香、日常で使う食品や雑貨を販売しているお店が入っています。
壱の蔵にはカフェが併設されていて、こちらでも「 エスサイダー 」を販売していました。
弐の蔵・参の蔵は雑貨屋さん。アンティーク雑貨や手作りの作品を販売しています。
弐の蔵の雑貨屋さんで、手作りのお年玉袋を購入しました。和紙の手触りが気持ちよい。
「 川の駅 河崎 」から川沿いに中橋方面に歩きます
もう少し先に進むと「 川の駅 河崎 」があります。
今はチャーター便のみですが、木造船が定期的に運行していたことも・・・
対岸にも ところどころに昔の建物が残っています。
中橋を挟んだ先の河崎本通りも散策します
川沿いを歩いて駐車場まで戻ってきましたが、その先にあと半分のまちなみがあるのでそちらも歩きます。
先ほどの通りに比べると、こちらは古民家を飲食店として再生している印象を持ちました。
炉端焼きのお店。入口にある大八車(荷物を運ぶための台車)が、昔はこの通りを行き来していたんですよね〜
こちらはカフェかと思いきや、美容室でした。
内宮への裏街道だったので、道しるべが立っています。
町家の壁には案内板が付いています。こちらの屋根には「ガマ蛙の背中に乗った仙人」がいると書かれていたので見上げると・・・
分かりにくいかもしれませんがココにいました。
居酒屋さん、白壁がおしゃれです。
こちらはカフェと、隣にギャラリーがありました。和モダンな感じですね。
一見 何のお店かわからなかったけど、イタリア料理のお店でした。
河崎本通り、勢田川沿いをのんびり歩いて30分くらいでした。(伊勢河崎商人館の見学時間は含んでいません)
宇治山田駅が近いからここも立ち寄らなくちゃね!
晩御飯の時間には少し早かったのですが「せっかくここまで来てるんだから! 」と、【 まんぷく食堂 】さんに行って、からあげ丼を食べましたよ〜(^^)
変わらぬおいしさ!
食後のスイーツ【 松や 】の蜂蜜ぱんじゅうも忘れず買いました。
さいごに
今回、伊勢うどんを食べ伊勢河崎商人館を見学し、散策して蜂蜜ぱんじゅうを買うまで3時間ほどでした。
伊勢は伊勢神宮内宮(ないくう)からのおはらい町・おかげ横丁がよく知られていますが、河崎は伊勢神宮の外宮(げくう)から近い場所にあります。
「つたや」さんで食事中にお店の方から、2020年の新春ドラマで河崎の町を舞台にしたお話が放映されると聞きました。
本田望結さん、大塚寧々さんが親子役で出られるドラマです。(2020年1月2日 14:00〜東海テレビ)
「この町で撮影ずっとしとったで、よかったら観てなぁ」と教えてくれました。
そういえば、まちなかを歩いてる時も地元の方が「〇〇のとこ、見てってなぁ」と気さくに声をかけてくれたし、この町は人が優しい、温かいなぁ。
次に訪れたら、カフェ巡りで店内の雰囲気も楽しもう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
かちこ