めいたくハウスへようこそ! かちこ(@kachiko_0712)です。
宮古島を訪れた時に
「宮古島は山がなくて川もないから、水は地下から汲み上げて使ってるんだよ」
と聞きました。
島を案内してもらう途中で何度か貯水タンクを見かけてて、どんな仕組みで水を確保しているのか気になり・・・
宮古島地下ダム資料館へ行ってきました!
ダムって聞くと次の写真で見るようなイメージなんですが↓↓
宮古島は”地下”のダム・・・なぜ地下なのかも気になるところ。
ダムに興味を持って行ったら、宮古島の土地・農業・奇祭なども一緒に学べる資料館でした。
ダムカードがもらえるので、集めている人は行ったほうがいいですよ〜
「宮古島地下ダム資料館」施設情報
住所:沖縄県宮古島市城辺(ぐすくべ)字福里1645-3
TEL:0980-77-7547
開館時間:夏(4〜9月) 9:00〜18:15 / 冬(10〜3月)8:30〜17:15
休館日:月曜日・12/29〜1/3
入館料:一般300円 高校・大学生200円 小・中学生100円
こちらの情報は2019年10月現在のものです
手前から歩いて資料館(建物)へ
地下ダム資料館の建物横までは車で行けますが、何やら設備があるようなので・・・
少し手前で車を降りました。
止水壁。地下ダムを運用するためのデータを集めている場所。
日本最大のテナガエビ「コンジンテナガエビ」が生息しているそうです。探してみたけど見つけられなかった、残念。
こちらが「宮古島地下ダム資料館」。資料館は有料で見学できる施設です。大人で300円なら気軽に行けますね(^^)
トイレは建物の外にあるから、先に済ませておくと良いですよ〜
建物入ってすぐのところで入館料を支払ってこの奥に進みます。
映像や模型で分かりやすく解説されています
入ってすぐの所に置かれている模型で宮古島の地形や地層を理解して、
映像コーナーで地下ダムが作られた経緯と地下ダムの仕組みを知ることができます。
宮古島の地質から生まれた地下ダム
島を形成する主な地層は石灰岩。
サンゴや魚などの生物が死んで、堆積してを繰り返してできた化石を多く含む石灰岩で、水を通しやすい性質の地層です。
宮古島は「亜熱帯海岸生気候」で、水分が蒸発しやすい気候。
地上で留めても蒸発しやすく、浸透した地下水は隙間から海に流れ出てしまうというのが悩み。
そこで地下に壁を作って海に水が流れ出ないようにと作られたのが地下ダムです。
世界初の大型地下ダムができたことで宮古島の水不足は大きく改善され、農業を支えています。
非常に簡単に説明してますが、もっと詳しく解説されているので実際に見学することをお勧めします!
宮古島がどのようにしてできあがったか、地下ダムの水をどのように汲み上げて利用しているか。
写真は掲載できませんが、地下に堤体(壁)を作る時に使われた掘削機の展示や、水に関する資料の展示もされています。
宮古島の農業に関する展示も見ることができます
水資源が潤ったことで発展した農業。
こちらのコーナーでは宮古島の特産品のマンゴーやパパイヤ、サトウキビや島とうがらしなどの農作物についての資料が展示されています。
宮古島って車を走らせてるとサトウキビ畑ばかりが目につくけど、いろんなもの作られてるんだ〜って思いました。
「美味しく食べられる切り方」や作物それぞれの効果についての豆知識もありました。
あとは2018年にユネスコ世界無形文化遺産に登録された奇祭「パーントゥ・プナカ」についての解説もありましたよ。
ダムカードもらえるよ
2019年10月現在で、4種類のダムカードが用意されています。地下ダム資料館の開館している間にもらうことができます。
- 福里地下ダム
- 砂川地下ダム
- 皆福地下ダム
- 仲原地下ダム(建設中)
福里地下ダムは地下ダム資料館のすぐそばなので無条件にもらえます。
砂川地下ダムと皆福地下ダムは決められた場所で写真撮影し、地下ダム資料館の受付でそれを見せるともらえます。
仲原地下ダムは資料館に掲示されているQRコードから動画を視聴し、視聴画面を受付で見せるともらえます。今もらえるのは建設中のものだからレアだって言ってましたよ!
砂川地下ダム・皆福地下ダムのカードは、離れた場所に写真を撮りに行く時間がなかったので・・・
福里地下ダムと仲原地下ダムの2枚をもらって帰りました。
さいごに
地下ダム資料館に行くまでは、海水をくみ上げてろ過してるのかな? と予想してました。
自分たちの住む地域では、作られることがまずないだろう地下ダムの仕組みを知ることができたので行って良かったです。
島の所々で畑の中にスプリンクラーが設置されてますが、スプリンクラーでまいた水は再び地下に染み込み、ダムに貯水されて再利用されるというエコな一面もある。
地下ダムは「人の住む地域がダムの決壊で水の被害を受ける心配がない」というのがメリットだと書いていました。確かにそうですね、台風が多い地域だからそのほうが安全だなと思います。
来館者が少ないと、館長さんがより詳しく解説してくれるようなので気になることはどんどん聞いてみるといいですね(^^)
わたしたちが訪れた時は30分ほどお話を聞けました(^^)
宮古島について知りたい方はもちろんですが、天候不良で海に入れず「時間があるから行ってみよう」というのもいいですよ〜
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
かちこ