派遣会社での営業の経験で色々と入ってきた情報。労働者派遣法に触れていないことには分からない派遣についてのグレーな部分を書いていきます。
現状で通じるかどうかはわかりませんし、今もそんな状況かもわかりません。ですが、ぼくがいた数年前ではあったことです。
【その1】
派遣って聞いたら、都会では、主に期間の制限を受けない、28業種(旧26業種)が多いと思いますが、田舎ではそれ以外の業種で期間の制限が主に3年というのが多い。工場派遣。
その工場派遣は忙しいときに雇用をするためですが、3年経過すれば、契約が切れます。切れたら更新はできません。ですが、このまま契約できるのが働く場所、部署が変われば続けて働くことができます。そのまま働けています。なぜ?それは全く同じ仕事でも部署名、係り名を変更することでその契約が続けていけてます。
ここは企業がうまく操作しているのだと思います。普通に考えたら、ダメなんですがまかり通っている、グレーなところです。
【その2】
働き始めるのにも、グレーなところがあります。ここはかなり苦労するんですが、「派遣先は派遣元から人材を紹介されたらそのまま受け入れなければいけない」ってなっています。実際のところは、職場見学っていう名目で本人を連れて派遣先にいきその際に担当者と話をして、簡易面接のように、営業も加えてしています。その後に職場見学をして、帰ってからその結果がきて、採用か非採用か連絡がきてました。
やっと見つけた働いてくれる人材なのに、却下されるって結構辛い。本人に言うのも辛い。
【その3】
請負と派遣の違いを同じ扱いにしている人が、結構多いです。偽装派遣しているところもかなりありました。簡単に説明します。
【派遣】
派遣先から時給1500円で依頼をうけスタッフに時給1000円で雇ってその差額で社会保険と利益を得る。
【請負】
この仕事をして全部でいくらということ。最初から金額が決まっていてその中から支払われる。指示系統の違いもあるんですがここでは省略。
偽装派遣というのは、請負で受けた仕事のところへ派遣として働かせるってことです。何がダメかというと、責任の所在がはっきりしないから。支払い方法も特殊でコンサル料としてもらっていたりします。
【その4】
二重派遣。派遣元に紹介してそこからコンサル料として派遣と同じ金額を請求しています。派遣会社が派遣会社へ紹介する仕組み。何でこんなことが起こるか。派遣先の企業が、決められた派遣会社からしかとらないから。口座をいっぱい作りたくないと聞きました。派遣会社を2社にお願いした方が人材は集まりやすいけど、そんな理由から派遣元が違う派遣会社へ頼むという図が二重派遣を起こす原因。言うまでもなく、派遣元が悪いんですけどね。
【番外編】
紹介予定派遣ですが、最長6カ月後に正社員として、働くかどうか双方同意の上で決まる、制度ですが、正社員で働くのが決まった段階で紹介料が発生しますが、色んな算定方法があるみたいです。これはグレーというわけではありませんが、その方法は紹介料いくらと一括で金額が決まるパターンが普通です。
それ以外に、年収の何%を数年に渡ってもらうっていう方法もありました。ここが派遣会社が人身売買と言われる所以でしょうね。経験上、派遣スタッフは一般常識がない人が多かった印象がありました。
「◯日の◯時から初出勤です」と言って約束してたけど連絡もなく音信不通で所在不明になることが結構ありました。そのお陰で、365日24時間関係なく携帯電話が鳴りました。着信音が恐怖でした。最後は愚痴になってしまいました(笑)以上がグレーな部分でした。
ゆるくいこー。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!