認知症=ボケひと昔前はこんな認識でした。今もこう認識している人はいそうですが、これで済まないのは知っているけど実際はどうなのか。福祉に携わっているものとしてここはしっかり知っておかないとダメなので、色んな研修に行ったり本を読んだりと勉強してます。当たり前のことですけど(笑)
アルツハイマーとはいうけれどひとくくりで認知症というけれどどうなの?福祉に従事している人でもしっかり理解している人って結構少ないのにはびっくりしました。介護福祉士や看護師でさえも理解していない人がいた。
皆さんがイメージする問題行動ってどんなのがありますか?
- 色んな事を忘れていく
- 徘徊する
- 暴力を振るう
ぼくが理解する前は、こんなイメージでした。理解していくと、実は難しくなく簡単に分かる。【本人に取っては正常な行動である。】ということです。これが一番大事なところです。どういうことか。
認知症とは、短期記憶がなくなるということ。それは数ヶ月かもしれないし、数年かもしれない。人によります。問題行動を起こす理由。
①「あなたは誰?」って忘れられるということは、忘れられた人が産まれる前までの記憶しかないから。その後の記憶がないから、あなたが産まれたことを知らないわけです。
②徘徊をして行方不明になるのは、現在の住居と昔の住居が違うっていうところ。どういうことか、「自分が退職したことを忘れている」これだけで徘徊行動につながる。例えば、仕事に行くのには車を使っていたとします、家を出て右へ歩いていったら車がある。車へ乗って仕事へ。というのを現在住んでいるところでしてしまう。
車なんてあるわけがないのに、車を探してずっと歩いていってしまうわけです。バスで行っていたとしたら、家を出て右へ歩いていくとバス停があって、バスへ乗り10個目のバス停で降りて、左へ行くと会社があるとか、もしくはお店がある。という風に、昔住んでたところと違うという要因が加わることで、徘徊行動をしてしまう。
考えてみると本人に取っては、問題行動ではなく、ごく普通の行動というわけです。コレを理解出来たら9割方、認知症を理解したと言っていいです。理解していないから喧嘩して余計にギスギスしたりするんです。知っておくことで、優しくなれるし微笑ましく、見守ることが出来ると思います。簡単でしょ?(笑)
ゆるくいこー。
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