津市を車で走っていると、家や店舗の駐車場等で大きい干支が展示されているのを見かけることがあります。これは、三重県津市美里町の「辰水神社」というところに奉納されたジャンボ干支が各所へと移動して展示されています。
辰水神社とは
その年々の干支をくぐり抜けることで「家族円満・万民和楽・五穀豊穣」がかなうとされています。高さは2,8m、幅2.4m、重さは150kgもあるみたい。毎年12月29日に奉納されて翌年2月中旬くらい(2016年は2月11日)まで辰水神社の「干支潜門」として参拝客がくぐりに来ます。
ぼくも仕事中によく見かけて、この辰水神社の前をごくたまに通って毎年何度も見ています。今回は、実際に行ってみたので紹介をしていきます。
駐車場からジャンボ干支まで
車を走らせて辰水神社に近づいていくと
こんな看板があるので、間違うことはないと思います。ですが、辰水神社に近くまで行って初めてあるくらいの距離なので見えたらスグ近くです。神社が大通りより一本入ったところにあるので、注意してみないと見逃すかもしれません。ナビがあるから間違うことはないと思います(笑)
臨時駐車場も用意されています。でも、正規の駐車場がどこか分かりませんでした。
停めれる車の台数は約20台ほど、正月くらいしか埋まらないんじゃないのかな?正直なところ、ぼくが行った平日だと路駐でも問題ないほどです。車を停めてから歩いていくと
ジャンボ干支
ちょっとPOPなジャンボ干支が見えてきます。駐車するときにはもうすでに見えてますけどね(笑)写真を撮っている人がいたので大きさは分かると思います。
ちょくちょくこの干支の写真を撮って帰っていく人がいましたね。ぼくが見ただけでも8組はいました。そのほとんどがこのジャンボ干支をくぐって参拝は”せず”に帰っていきます。ちゃんと神社は参拝すればいいのにって思っちゃいますね。
いやぁ〜かなりしっかりした作りです。これ土台は5cmくらいの木の土台に鉄で骨組みを組んで発泡スチロールで出来ているんだそうです。触ってみたら、ちゃんと!?発砲スチロールでした。神社にこのたたずまいって結構違和感(笑)初めてみたら「おおー!」ってなると思います。
ぶっちゃけこれがメインイベント!その後は階段を登って参拝するわけですが、またこれが結構しんどいです。ではいってみます。
くぐると得られる願いがかかれていますね。上で書いたのも合わせて
- 交通安全
- 商売繁盛
- 学業成就
- 五穀豊穣
- 家内円満
- 無病息災
以上の6つです。
ジャンボ干支のをくぐるときに裏が見えるのですが、こんな感じになってます。神社に展示されているときしか裏なんて見れないのである意味貴重だと認識しました!(無理やりありがた感を出してみた)
結構見落としがちな「裏からの写真」レポートやニュースでは正面ばかりで裏からの絵はなかった。裏も手抜きなしで作られています。
ジャンボ干支の周辺に、何の石碑が分からないのが建ってました。右の文字は全く読めません。何語か分からないんです。
手洗い場にはかっこいい龍がいました。口から水が出ていたので、もはや「ゲロ」ですね。あ、言っちゃった!奥にライトが見えるとおり、夜はライトアップされているみたい。
参拝道
ここからは気合を入れないといけません!
長い長い階段が待ち構えています。
ここまでで階段が75段です。
ヘアピンカーブになっている地点では何やらあるのですが、説明の看板も何もないのでよく分かりません。でもこの右下のあたりにお供えされている石碑がありました。
真ん中には「山神」と彫られていたので、山の神様なんでしょうか。
続けて坂道となっているところも歩いていきます。結構勾配はきつい。
百度石
あら?
「百度石」ということは百度参りですね。
百度参り(ひゃくどまいり)は、日本の民間信仰で、神仏に祈願するために同一の社寺に百度参拝することである。百度参りの祈願の内容は、多くは個人的なものであり、その内容が切実なものである場合に、一度の参拝ではなく何度も参拝することでより、心願が成就するようにと願ったものである。百度参りの方法は、社寺の入口から拝殿・本堂まで行って参拝し、また社寺の入口まで戻るということを百度繰り返す。
本堂
やっと本堂の鳥居です。
ここまでの階段が174段でした。結構ありました。そして階段の踏面が後ろへ傾斜しているので、ヘタしたら後ろに体がもってかれるので気をつけた方がいいと思います。
今登ってきた階段です。
本堂からみた景色は開けているのが、ここ一箇所のみなので正直なところ「微」です。景色よかったらもっと参拝客はきそうです。
奉獣?「ほうじゅう」って読むのかな?獣(けもの)を奉るってことかな。
おみくじがいっぱい付けてあったんだけど、おみくじ売り場がないという。正月だけかも?
ここにも手洗い場がありました。ここは普通すぎ。
記念に書き込みました。無料ですよ。
ご自由にとなっています。誰もいません!
勝手に入ります。もちろん靴は脱ぎました。
中はこんな感じです。かなり綺麗です。掃除が行き届いています。
お酒が並んでいますが、手をつけてはダメです。ふと見上げると
歴代のジャンボ干支の写真がかざってありました。
数えてみると9枚しかありませんでした。作りが良かったものを撮ったのか、写真を残すと決まってまだ間も無いのか情報がありませんので謎でした。
裏手
本堂の横から裏へ抜けるところがあります。
おそらくココで火を焚いて、何かするのでしょうね。ここも正月だけなのかなぁ?
裏に坂道があるのですが、この坂道、信じれないほどの急坂・・。70度くらいあるんじゃないのかってくらいの勾配です。下まで降りてみました。
いやぁこの急角度、写真では分かりにくい!また、登って帰りました。上りも下りもきっついきっつい。登っているときに手が地面につくくらいなので、ここを走って体鍛えている人もいました。
トイレのこと
気をつけた方がいいのがトイレ
トイレは臨時駐車場内にあるんですが、仮設トイレなので・・・察してください。本堂の裏手にも仮設トイレはありましたが
察してください!ちょっとこわい・・開けれなかったょ
まとめ
正月に行くべきだなって思いました。それも元旦の昼間にイベントやっているみたいなので、その方が雰囲気は味わえそうです。年越し参りもいいかも。行くとしても、結構な僻地なので行きづらいと思います。良くも悪くもジャンボ干支しかありません。イベント開催時にはテキ屋も出てるみたい。
マニアックポイントなので、行く機会は少ないかと思います。津市内のあるこのジャンボ干支を探す方が、見つけたときの喜びはあるなぁと思います。
昔、働いていた社長から聞いた話ですが、このジャンボ干支。欲しい人が抽選をして当たった人が購入出来るみたいです。それがいつ開催かは分かりません。購入金額は10万円だったと聞きました。この情報が調べても見つけられなかった。買った人に聞くか神社に聞くしかないよね。縁起物なので欲しい人は問い合わせしてみてください!
さいごに
辰水神社に立ち寄ったあとに榊原温泉でお風呂に入ってのんびりするのもいいかもしれません。
辰水神社の情報
住所:三重県津市美里町家所1941
電話番号:059-279-2782 090-1561-2782 (辰水神社社務所)
059-279-8118(美里総合支所地域振興課)
開催期間:2015年12月29日(火)~2016年2月中旬
公共交通機関でのアクセス:JR・近鉄津駅から三交バス穴倉行きにて30分辰水農協前下車徒歩1分
車でのアクセス:津ICから約15分
ゆるくいこー。
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