いつものようにレイトショーで映画を観てきました。劇場版「MOZU」です。ネタバレ含みますので、まだ観ていない人は他の記事を読んでもらうか、ブラウザを閉じちゃってください!(なるべくなら他の記事を読んで!)
さてワクワクしながらシアターの前へ。
あーこの映画ってR12指定だったんだって、これ見て初めてわかった。知らなかったなぁ〜。そこまでグロい映像とかなかったと思うんだけど、どうなんだろ。TVの連ドラでやってたときの方が、やばかったと思うんだけど!
CM・広告でバラさないほうがよかった「ダルマ」
最終的にどうなるの楽しみにしていた。中心となって進んでいた話しの「ダルマ」の真相が分かるというので期待が大きい。ダルマは「ビートたけし」だとCMで知ってたけど、コレって映画をみて知れた方が絶対によかったよ。
映画の撮り方・魅せ方はスゴくかっこよくて好きです。その撮り方が黒幕というか、コレはだるまでしょ?ビートたけしでしょ?ってCMしてたから分かるんですよねぇ。名前がダルマとして出てこなくて「ヨシダコマオ」と出てきたときには、分かってはいるけど確信は持てなかった。謎の部分の楽しみ、おもしろさは半減しました。
「東」役の長谷川博己がヤバイ!
このMOZUという作品は謎がずっとあって、それを知りたくてのめり込んでしまうんですよね。作品に引き込まれます。その重要な役割の長谷川博己がやっている東という人物。もうね最高!!の一言でいい。イっちゃっている感じが突き抜けてていいし、おもしろさに寄せていっているだろっていう役作り(笑)ポウッ!
倉木(西島秀俊)を追いかけて助けるシーンの仮面を外すときなんかは、あえての溜めて〜〜〜からのバッと外す間が絶妙。狙っているの見え見えだったけど仮面を外したあとの顔がなんとも言えない!
表現出来ない表情だったし、ドヤ顔にも見えた(笑)でもシリアスに締めるところは締めててメリハリがあって、芝居うまいなぁ〜かっこええなぁって思ってました。
相方は、狙ってウケ狙ってやっているところみたときなんかは笑いを堪えるのに必死で、それみててもおもしろかったよ!
主役がかすんで見えた
総じておもしろいっていうのは前提なんだけど、周りを囲んでいる人たちが凄すぎて主役がちょっと押されている感はあった。松坂桃李や池松壮亮とか超強烈だった。この二人のやりとりをうまく物語の中に組み込んでいるのは秀逸だって思った。
話しの中に入れるのはかなり難しいから、どんな風になるのかなって思ってたらリスペクトからの邪魔者排除っていう、これだけ書いても見ないと分からないですね。説明が難しい。
傷だらけになりすぎ!
はっきりしなかったのが、真木よう子の父親の行方。おそらく十字架が並んでいる墓に父親がいるっていうメッセージだったのかな?ここははっきりして欲しかった。ぼくが見逃してるか認識していなかった?分かんないけどさ。真木よう子べっぴんさんだった。
西島くんと香川さんボロボロになりすぎでしょ(笑)それで生きてるってちょっと常軌を逸している。あの車での大爆発で車ぶっ飛んでるのに普通に生きてるとか、意味が分からなかった。それがドラマ・映画なんだろうねー。だからってダメって訳ではないですけどね!
しっかり見ないと気づかないポイントとかも用意してあるのを発見してたので、何度か観ないと分からないところや、新しい解釈、発見があるなとも思った。
例えば、エレナが爆発に乗じて最後に攫われるんだけど、消防士が赤いバックを持って走っていくんだけど、そのバッグがバタバタと中に生き物いるようになっているところなんかよく見ないと分からない。こういうところが、コソッとあったのでレンタルが出たら借りて又、観てみようと思ってます。
しかし伊勢谷友介があっけなく死にすぎて、びっくりした。もっとやりようあったような・・・あっさりだから逆によかったのだと解釈しておこっと。
まとめ
2時間でまとめようとするより3部作くらいでやった方が絶対よかった。短いと薄っぺらく感じてしまう。それでも満足な映画でしたけどね。謎が全部解けたのでモヤモヤが晴れました。
っていう感じで突っ込み入れまくったけど、キャストの演技の上手さと演出、脚本と最高でした。スゴイ好きな作品となりました。もう一回観たいです。
最後の終わり方は、続けようと思ったら続けられる終わり方だったので今後続編が出そうだなぁと予想してみる。
エンドロールのロケ地で三重県四日市となってたんだけど、どこだったのか非常に気になった!
ゆるくいこー。
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