これは実際に、ぼくが第一発見者になったときにどうなったかを書いていきます。
お客さんの家に訪問したときにおじいさんが入浴中でした。点検をするのでと声をかけてから、点検が終わってその報告をすると、お風呂の中から呼ぶ声がしました。
「取ってくれー取ってくれー」っていう声が聞こえてきました。どうしたんだろうと、「ドア開けるよー」っと言いドアを開けてみると浴室の大きさは田舎の家でした。すごく大きい約4畳くらい。姿が見えない。でも声はする。浴槽の中で仰向けで転倒していました。
動けないってことだったので下手に触るとダメだろうと世話役の方へ連絡。待つこと5分程。その方が来て、すぐに119番。15分くらいしたら、救急車とレスキュー隊、警察が総勢15人くらいきて、てんやわんや。
レスキュー隊の方が助け出しそのまま救急車で病院へ。おじいさんが「取ってー」と言っていたのは、背中が浴槽の底にへばりついていたので取ってーっと言っていたんです・・・どんな状況だったのか後で説明を受けたのですが、転倒してしまい、お湯が3分の1くらい張ってあったので栓を外して、お湯を抜いたんだそうです。
そこから立ち上がろうと蛇口を持って立とうしたら、ひねってしまって熱湯が出たんだそうです。なぜ熱湯?って思いました。これはボイラーが70度に設定され、水とお湯の量を調整しながらお湯を張っていたので熱湯が出てきたということ。そして、背中がヤケドして、ただれて、くっ付いてしまったということでした。
大学病院へ搬送されてからドクターヘリで移送されて皮膚移植したけど、10日後に亡くなりました。悲しい話ですが、最善を尽くしたつもりです。これは後で知ったことです。題目の通り、ぼくが第一発見者になっています。
どうなるか。
御察しの通り、まずは疑われます。根ほり葉ほり聞かれます。それは当たり前です。ですが、同じことを何度も説明するのがたいへんでイラつくレベル。まずは、世話役の方に説明し、会社の上司へ説明、レスキュー隊員に説明、救急隊員に説明、騒ぎで来た野次馬の近所の方へ、家族さんへ、制服警官、私服警官へ説明。
ここまでで8回も同じことを説明しています。会社へ帰ってから、もう一度説明。やっと終わりだーって思ったら夕方に警察から電話が来て「経緯を署まできて説明してください」って。さすがに、切れました。この警官、署まで来るのが当たり前のように、上から目線で事務的なトーンで
「来てください。」
こっちは善意の第三者で現場から帰るときには事件性はないねって話で帰っている。にもかかわらず、なんでこっちから出向かなきゃならないの?人の時間をなんだと思ってんの?もう本当ココですよ。普通、接客業とかの仕事でお客さんの時間とか気にしながらやりとりすると思うんだけど警察はコレが仕事だからってだけで全く気にしない。本当気にしない。
それもびっくりしたのがコレだけじゃない。現場に来ていた警官。制服警官と私服警官(これはおそらく刑事だと思いますが)、それぞれ別に事情聴取です。さっき警察に話したって言ったんですが「それは制服警官です。うちは私服警官です。」って言われた。
はいー?意味わからなかった。なので、「同じ警察なんやから、そっちで連携して共有して」って言ったんですが、聞き入れてくれない。同じことを2回言わせて、つじつまがあっていないかどうか、調べてるんだろうなって思ったけど、それならこの夕方の電話で聞くだけでいいだろうし、現場で聞いているなら、夕方に電話してくるなよと。本当意味わからない。なんで必要かって説明もしない。
誰かが言っていたけど、警官は、制服を着たヤクザって言ってました。本当そうだなって思ったよ。話が飛びまくりで、支離滅裂(笑)で読みにくいなコレ。
話を戻してっと。警察から夕方に電話があったときに「聞きたいなら、そっちから出向いてきてください」と伝えたところ。3分でいいので、この電話で話を聞かせてくださいと言われ話をしましたが、結局10分くらい質問をされ説明させられました。
こんなことだったら、ほっとけばいいの?って思っちゃいますよね。ほっとけないですけど・・・なので、特に道端で倒れてたりしてても、見て見ぬ振りして通りすぎる人が多いんじゃないのかな?めんどくさいことは避けようって思うんだろうなって。ぶっちゃけ、マジでめんどくさかったーー!!合計で10回も同じことを説明しました。
第一発見者にはなりたくないものです・・。このおじいさんのご冥福をお祈りします。
ゆるくいこー。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
駄文失礼しました。