総務省がポイントカード等をマイナンバーカードに一本化にする検討を始めたって報道がありました。コレを聞いたときに「ほんまのバカや」って思ってしまいました。どれだけ考え方が浅はかで、机上の空論でしかないことが分かっていない。一回民間企業へ研修に行ってみたら?って言いたい。それも3年くらいね。
3年という期間の設定は、経験のない新人が入社してから企業へ利益をもたらす指標であるからです。
- 1年目は赤字
- 2年目でとんとんになる
- 3年目で利益が出る
という流れがあるから。3年間の研修をやってみたら現場が分かるよ。経験がないと意味がないからさ。
本質は
そもそものポイントカードとマイナンバーカードの本質を分かっていない。
ポイントカード
ポイントカードって、そもそも顧客を囲い込みするためのものです。競合の店舗や会社が集めたらお得となるポイントを付与する。ポイントを貯めるために同じ店舗で買い物をする。そのためにあるもの。あるいは特典を受けられたりして、ランクに応じてサービスがあるメリットを感じて利用するもの。
マイナンバーカード
それに対してマイナンバーカードは個人情報の塊であるーカード、今後は資産や、給与や口座に紐付いてくる非常に重要なカードとなっていくもの。貴重なもの。
比較してみるとよくわかる
落とした時のリスクを考えたら分かるよね?結構貯まっているといっても、せいぜい数千円のポイントのポイントカードと落としたり失くしたりしたら死活問題となるマイナンバーカード。リスクを天秤にかけたらどっちが重要とか普通に考えて分かることですよね。
毎日持ち歩くポイントカードと必要なときしか持たないマイナンバーカードこの点だけでも一本化する意味が分かりません。
何よりぼくは経験済みであること
このポイント制度の一本化という仕組みをやろうとしたベンチャー企業にぼくは就職したことがあります。ここでの話しは又、今度書こうと思っていますが、他の企業とのコラボをして一本にまとめようと動いていた企業でした。今はもう潰れています(笑)そのためには、ポイントを利用できる店舗や企業がないとダメだということで、その提携先を探す仕事でした。もちろん飛び込み営業です。
そのときの記事はこちら
有名なポイントサービスだと「Tポイント」や「マイレージ」「クレジットカード会社のポイント」といったところでしょうか。本当腐るほどあります。そこに匹敵するくらい提携店がないことには始まらない。確かに思想、理想はいいと思います。ですが、ここまで飽和しているポイントカードをまとめるなんて出来ませんよ。ぼくもやっていて途中で疑問を持ってすぐ辞めたんですよ。
大企業がコラボするとどうなる
マイナンバーカードに紐付けするから問題があるんじゃないかっていうかもしれません。じゃあ大きな企業同士、今あるポイントカードを一本化すればいいって話しが出てくるとします。これも無理な話し。
ポイントカード制度がいろいろとあるから、あそこの店舗(企業)は還元率がいいから、あっちの店舗で買い物をしよう。今はこっちの店舗が特典ついてるからこっちで買おうといった具合に「差別化」ができる訳です。一本化すると差別化が出来なくなるので、競争がなくなってなんの旨味もなくなることになります。
まとめ
本当にびっくりするくらいくだらないことをしていますねー。それに、ただでさえ批判が多いマイナンバーカードなのに、あたかも”役立ちますよ”と見せている。変な制度を作ることで新たな天下り先を作ろうとしている。それが見え隠れしているのが気持ち悪いです。
政府はバカばっかですかー?
ゆるくいこー。
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