人ゴミが嫌いなので、もう空いただろうということでレイトショーで鑑賞してきました。案の定、自分たち合わせてお客さんが5人。快適快適(笑)
【進撃の巨人ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド】
実写版の後編です。別物として楽しもうと心に決め、前回と同じように事前情報はなしでネット等でもみないようにしていきました。ネタバレ含むので鑑賞前の方は読まない方がいいと思います。エンドロールは最後までみよう!
前編の感想はこちらからどうぞ。
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 実写版【前編】鑑賞してきた!残念だった点、よかった点は?
終わった後に相方と感想を話す、「進撃の巨人のパロディ?」「茶番?」っていう発言でした。もうね・・・いうまでもなく、本当別物です。別物としてみていても、内容が薄すぎです。土台には「進撃の巨人」という原作がある、それはわかる。土台としてしっかりした厚みのあるものの上に脚本が乗っかって、物語が進行していくわけですよね。上映時間が短いから、前・後編と分けたんだろうけど、やっぱり無理がありすぎでした。その土台に乗っかった脚本が細い細い、厚みがなさすぎでとってつけたようだった。役者さんは実力があるメンバーばかり、一部では大根役者もいましたが(汗)必死こいてやっている役者が可哀想に感じた。
石原さとみの演技がハマりまくってて、すごすぎて逆に浮いてたり。周りとのギャップがあって、違和感がありました。
違和感の元は?
役柄もそうですが、前回の感想でも触れましたが設定が、移動に使うのが原作では馬と馬車。それが実写版では車・・・ミサイルみたいな不発弾はあるし、銃やロケットランチャーとかあるし、壁の中にはめちゃくちゃ綺麗な部屋とジュークボックス。ジュークボックス!!??目を疑ったよ・・・プロジェクターもあるし、電源どっからとってんの?って普通に考えちゃった。ドンペリとか出てくるし。世界観ぶっ壊れもいいとこ。無理がありすぎ。最終的な設定が人間がいきなり巨人になって暴走して世界が滅びたそうで。残った人間が壁の内側に引きこもったという。むちゃくちゃ。そういえば、巨人があまり出てこなかったなぁ〜
許せない点
一番ココはやっちゃダメだろうってのが、巨人化して完璧にコントロールしている点。コントロール出来なくて暴走してそれを葛藤しながらナントカ意識を保って動ける。そういう細かい心情があって初めて手に汗握って観れる。なのにそこを「無視」とかわけわかりません。解釈が理解できない。敵対してしまった「シキシマ」と「エレン」が兄弟・・・?謎がはっきりしていないところもあった。最後のシーンはありえないでしょ!で終わった(笑)笑うしかないよねー。
鎧の巨人と大型巨人・・・それは・・・って口がポカーン。他には憲兵が最前線にいるとかどうなんでしょ(笑)
しょうがなかった
確かにどうしようもないところは、原作がまだ完結していない点。なので重要な部分っていうのは、ぜんぶ明かされていない。それを勝手解釈で作ってしまったからダメだったと思います。これに尽きる。
良かったところ、見所は?
人によると思いますが、前編よりもエグいシーンは少なかった。自分の場合はエグくても全然大丈夫なんですが、苦手な人はキツイでしょうし。意外な人が出ていた、KREVAと草彅剛くん。これにはびっくりで「おお」って思って少し笑みがこぼれたよ!巨人の完成度は必見。これ大事。救いだったのは、エンドロールで流れる「SEKAI NO OWARI」が歌っている主題歌と世界観はしっくりと来て良かったですねー。
まとめ
番宣やプロモーションしているときから、『もう一つの進撃の巨人』として、発表すべきだった。「設定は原作ですが、大幅に変わっているのでびっくりしないでください。」とか「独自の解釈で作っているのでいい意味で期待を裏切っていく」なんかの話をしつつ、やっていったら良かったんじゃないかな。原作ファンはそこの情報がないと「はぁ〜?」って思う。全く原作を知らない人なら超楽しめる映画だと思います。観て損はしないです。映画としての完成度は高いと評価できます。
ゆるくいこー。
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